仕事で細かいミスを連発してしまう。
結果にいつも満足できずクヨクヨしている。
精神的にいつも不安定だ。
というように自分自身の性格に不満を抱いてる方は多いと思います。
”でもこの性格て変えられないよな”
みなさんは、自分の性格、人格は変えられないとあきらめていないですか?
また、他人の性格は一生変わらないんだろうなと思っていませんか?
結論からいうと変えることができます。
ただ以下の努力が必要ですね。
- 個人の継続的な努力
- 慎重な目標設定
自身でこのような性格になりたい、こんな性格がいいと頭に描き、目標設定して、後はその目標に向かって継続的に努力を続ける。
すごくあたりまえの結論です。
あたりまえですが、続けることにより、変われます。
さらに言います。
人生の満足と感情的な幸福、健康と長生き、そしてもっと多くのことは”人格”によって決定はされません。
これらは人々の生活環境に影響されるものです。
私も最初は、基本的に人の性格は変らないものと思っていました。
IT営業職のとき、困った後輩のAがいました。
お客さんからの依頼項目については、必ずその日のうちに何かしらの回答をすべきと後輩のAに何回も指摘しても、分かりましたといいつつ、必ず失念し、翌日の対応をしてしまう。
そのクレームが私に飛び火し、謝罪役になっていました。
あげくのはてにAはお客さんから出入り禁止いわゆる出禁を言い渡されてしまいました。
さすがにその事実をAに伝えたときは、動揺した表情をしました。
その結果にAと同じグループの我々も同じく動揺しました。
原因としては、お客さんの主担当が私で、サブとしてAをあてがっていました。
そもそもそのような位置関係であるため、”どうせ責任取るのはオレではない”というある意味他に依存する考えがあったようです。
上司からは、お客さんを怒らした営業マンは、お客さん対応から外し、後方支援つまり営業事務的な仕事(受発注管理)にするのが慣例でした。
しかし私は、Aを他のお客さんの主担当にさせました。(上司とはモメましたけど)
つまり強制的に、他人まかせではなく、自分がある程度の自身の判断で動ける環境にしました。
結果、100%変わったとは言いませんが、え、こんな性格だったと自分が想えるほど、お客さんと積極的にコミュニケーションを取り、約束を守り、ガツガツお客さんに提案するようになりました。
それでもまだまだ動きが足りない面は見受けられましたが、以前よりは相当マシになりました。
このような性格が努力により変わることは、実際複数の研究者が下記のとおり報告しています。
Brent Roberts(psychologist)らによる研究による結果では、社会的役割の重要性を強調しています。勤勉で責任感のある仕事など、特定の種類の行動を要求する役割を担う仕事に注力すると、時間が経つにつれてそれらの行動が私たちの個性に統合される傾向があるということです。個性に統合つまり、性格が変わっていくということです。
またNathan Hudson( personality psychologist)による2015年の調査では、持続的な個人的な努力と慎重な目標設定によって、意図的に自分の性格を変えることができるかもしれないことを示しています。別の研究者Jule Specht(psychologist)による研究は、人々が有意義で満足のいく生活を送っているときには、前向きな性格が自身の性格に加速的に介入することを示唆しています。
以上のような研究結果もあります。
自分の性格を変えたいのであれば、今までの記事を読んで、まず一歩進んでください。
ではこのへんで。
参考文献:Christopher Soto,(2016)、”Personality Can Change Over A Lifetime, And Usually For The Better”、NPR、https://www.npr.org/sections/health-shots/2016/06/30/484053435/personality-can-change-over-a-lifetime-and-usually-for-the-better